トラブル解決 - インターネット編 - 特定のサイトにアクセスすると重い・読み込みに時間がかかる
Googleや価格COM、radiko.jpなどの有名サイトにアクセスすると表示にかかる時間が長くなる時があります。これはWindows7以降がデフォルトでIPv6のサービスをオンになっていることが原因であり、IPv6が有効になっていると、IPv6に対応しているサイトに接続するときにIPv6で接続しようとして、タイムアウトを待って、IPv4で接続するという流れになるため、重く・表示に時間がかかってしまう。そこでipv6接続をオフにすると解決する場合がある。
コントロール パネル→ネットワークとインターネット→ネットワークと共有センターを開く。イーサネットをクリックし、イーサネットの状態のプロパティをクリック。「インターネット プロトコル バージョン6(TCP/IP6)のチェックを外そう。
しかし、IPv6をオフにするとIPv6のみに対応したサイトなどが表示されないなどのトラブルがある場合、やや難解だがIPv6よりもIPv4を優先させる設定がある。
コマンドプロンプト(管理者)を実行し、以下のコマンドを実行する。
netsh interface ipv6 show prefixpolicies
「40 1 ::/0」がIPv6で「10 4 ::ffff:0:0/96」がIPv4です。この「10 4 ::ffff:0:0/96」を再優先に設定するには下記を一行ずつコマンドプロンプト(管理者)を実行する。
netsh interface ipv6 set prefixpolicy ::ffff:0:0/96 55 4
netsh interface ipv6 set prefixpolicy ::1/128 50 0
netsh interface ipv6 set prefixpolicy ::/0 40 1
netsh interface ipv6 set prefixpolicy 2002::/16 30 2
netsh interface ipv6 set prefixpolicy 2001::/32 5 5
netsh interface ipv6 set prefixpolicy fc00::/7 3 13
netsh interface ipv6 set prefixpolicy fec0::/10 1 11
netsh interface ipv6 set prefixpolicy 3ffe::/16 1 12
netsh interface ipv6 set prefixpolicy ::/96 1 3
もう一度netsh interface ipv6 show prefixpoliciesを実行し優先順位を確認。「ffff:0:0/96」が1番上に表示されていれば完了。
元の設定に戻すにはコマンドプロンプト(管理者)を実行し、「netsh interface ipv6 reset」のコマンドを実行し、OSを再起動する。