Windowsカスタマイズ

TCP/IPのタイムアウトまでの時間を長くする
(Win7・8.1・10)

TCP/IPのタイムアウトまでの時間を長くする

TCP/lP経由でネットワークに接続している場合、データ受信が確認されないまま一定の時間が経過するとデータセグメントの再転送が行なわれる。以下の手順で、このときの待ち時間を長くすることができる。レジストリエディタを起動して、
①左側のウインドウでHKEY_LOCALMACHINE→SYSTEM→CurrentControlSet→Services→Tcpip→Parameters→Interfacesとキーをたどって開こう。この「Interfaces」キーを選択した状態で、②右ウインドウの何もないところを右クリック→<新規>→③<DWORD値>を選択。④作成されたアイコンの名前を半角の「TCPInitialRtt」に変更してダブルクリックする。⑤「10進」にチェックを入れて⑥「値のデータ」欄に半角で「5000」と入力し、⑦<OK>ボタン→⑧[×]ボタンとクリックしてパソコンを再起動すれば設定完了。

用語辞典

TCP/IP 
[ティシーピーアイピー]
インターネットで標準的に使用されている通信プロトコル。TCPとIPという2つのプロトコル(手順、決まり)で構成されている。インターネットがこのプロトコルをベースにしているため、今では多くのネットワークがTCP/IPをベースにしている。Windows98以降のパソコンやMacOSを搭載したパソコンなら、TCP/lPが標準で入っているのでユーザーは意識せずにインターネットを利用できる。なお、TCP/lPのTCPはデータを小さく分割してそれぞれに番号を付けたTCPパケットを作り、IPはパケットに宛先のIPアドレスを付けてネットワークに送り出す働きをする。また、ネットワークから自分宛のパケットが送られてくると、IPが受け取ってTCPに渡し、TCPはそのパケットに間違いがないかチェックしてから元のデータに組み立てる。間違いが発見されると、もう一度送り直すように要求する。
ネットワーク・ドライブ
ネットワーク上の他のコンピュータからも利用できるディスクドライブ。あたかも、自分のハード・ディスクの中にあるように利用る。リモート・ドライブと同じ意味で使用される。
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